沖縄、22年は訪問者750万人復活へ、新規事業で需要創出-JTB沖縄

  • 2021年12月23日

コロナ後の旅行会社の立ち位置づくりを
観光開発でMaaS推進、インフラ整備で利便性向上へ

-コロナの影響を受けて2年経過しましたが、今年を総括するとどんな年でしたか。

杉本 トランスフォーメーション、変化・変容することで、コロナ禍に対応できた1年でした。それは社員の頑張り以外の何者でもないと思っています。社員と常に一緒に取り組んでいるのが、「今を生きる」と「明日を創る」の2つのテーマです。「今を生きる」は会社を存続させるということで、感染対策を徹底しながら収入を1円でも積み上げて経費を1円でも削減し、雇用調整助成金も活用させていただいています。加えて感染拡大期と収まっているとき、潮目が変わるときに機敏に対応していくことが必要です。

 沖縄の観光業は間違いなく復活します。アジアのハブの位置にあるという地理的優位性は変わりませんし、コロナで沖縄の魅力が棄損したことは一切ありません。ただ、復活したときに旅行会社の立つ位置があるかは保証されていません。沖縄で旅行会社としての立ち位置を作るのが「明日を創る」ということです。

 そのために、「沖縄観光開発プロジェクト」と「ニライカナイ」という2つのプロジェクトを走らせています。沖縄観光開発プロジェクトというのは、先ほどお話したシャトルバスもそうですが、マーケティング、宿泊施設、観光コンテンツ、インフラ、事業者向けソリューションの5つのテーマで他社と連携・協力して事業やサービス開発をおこなうものです。一方、ニライカナイプロジェクトでは、「着地ビジネスモデルの創造」と「商品・サービスの流通改革」の2つの支軸のもと、「タッチポイント」「DMC」などの4つのテーマで事業開発を検討しています。

「沖縄観光開発プロジェクト」の図(出典:JTB沖縄ウェブサイト)

 「今を生きる」と「明日を創る」はこの2年間取り組んできましたが、社員の頑張りによりほぼ予定通り進んできたと思っています。

-これまでの旅行会社の立ち位置は、コロナ後にはなくなるとお考えですか。

杉本 既存事業が全て駄目になるわけではないと思いますが、規模が小さくなっていると考えています。

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