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事業構想大学院大学、需要減が大きい旅行、宿泊、運輸などサービス業界向けの新事業研究会を発足

 事業構想と構想計画を構築する社会人向け大学院の学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学 事業構想研究所は、新型コロナウイルスの影響を大きく受ける運輸業、宿泊業、飲食業、旅行業、イベント業、レジャー業、小売業などのサービス業界を対象に、基幹事業以外の収益基盤となる新事業創出やニューノーマル時代のビジネスモデルの改革を目的とした研究会を2021年8月より発足する。

 研究会発足の背景として、サービス業界はコロナ禍で特に需要が減っており、中期経営計画を見直しに迫られているが、社内に新規事業に精通するイノベーション人材がいないことや、自社のみで新たな事業に取り組むには限界があるなどの声が多くあることから、同大学のこれまでの修士課程カリキュラムを活かしサービス業界に特化した専門的かつ短期間のプログラムを発足させるという。

 特徴はイノベーションを体系化した唯一のプログラムで、装置産業型、労働集約型であるサービス業界の経営資源を活用した実現性が高く独自性の強い事業を構築していく。また研究会は異業種で構成されるため業界領域を超えた新たな価値創造を加速させていくという。教員にはスカイマーク(BC)元会長の井手隆司氏などが名を連ねる。尚、プログラムの説明会が5月10日、12日、14日に開催される。

サービス業 不可逆変化時代の新事業開発プロジェクト研究 説明会
~ポストコロナを見据えた新事業を共創する研究会~
https://www.mpd.ac.jp/events/service_irreversible/