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ジャマイカ、6月15日観光客の受け入れを再開

  • 2020年6月11日

ジャマイカ観光省のエドモンド・バーレット大臣は2020年6月4日、メディア向けのバーチャルブリーフィングを開催し、6月15日より海外からの観光客の受け入れを再開することを発表しました。

観光再開にあたっては「COVID-19 レジリエント・コリドー」(COVID-19 resilient corridor)という方針のもと、段階別のリカバリーを目指します。

まずは6月15日から6月30日をフェーズ1とし、ネグリルからポートアントニオ、つまり島の北沿岸エリアを通る主要道路沿いを再開させます。

北岸エリア沿いにある大小ホテル、ゲストハウス、アトラクション、ビーチ、交通機関、ショップ、レストラン、バーなどの社会事業、クルーズ港といった観光関連産業は再開にあたり、COVID-19のレジリエント・サーティフィケート(COVID-19 resilient certificate)という証明書を得ることが必要となります。

この証明書はTourism Product Development Companyが中心となって制定したCOVID-19のコンプライアンスに沿った厳格なスタンダードに基づいています。

観光産業が従うべきプロトコールは、厳格な衛生管理、フェイスマスクといった保護装備、フィジカル・ディスタンス、明確な連絡と伝達の徹底、現金取引の削減やオンラインメニュー等デジタル機能の活用、リアルタイムでの健康管理と報告、迅速な応対およびトレーニングなど細部にわたるものです。

このCOVID-19レジリエント・サーティフィケートを取得したビジネスのみが再開可能となります。

なお、このプロトコールはフェーズ1期間の終了時に必要な修正が施される予定です。

海外からの観光客は6月15日以降、入国時に健康チェックを受け、問題がなければ、フェーズ1で制定されたエリアのみでの滞在と行動が可能となります。

フェーズ1の詳細については以下をご参照ください。

** フェーズ1の詳細

 https://www.tpdco.org/wp-content/uploads/2020/06/Jamaica-Tourism-Covid-19-Resilience-Protocols_vFF.pdf

エドモンド・バーレット観光大臣は、「フェーズ2ではジャマイカの首都であり、ビジネス、経済の中心であるキングストンやサウスコーストエリアの再開を予定している。ジャマイカには2020年1月からの2か月で約65万人の観光客が訪れた。このリカバリー戦略を成功させ、年末までにプラス40万人ほどの観光客を迎えたい」と述べています。

情報提供:ジャマイカ観光局日本海外ツアーオペレーター協会