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クラブメッド、トマムで新リゾート開業-東京近郊にも関心

  • 2018年1月23日

オープニングセレモニーの様子  25ヶ国以上でオールインクルーシブのリゾート施設を展開するクラブメッドは1月17日、北海道占冠村のトマムで「クラブメッド北海道トマム」をグランドオープンした。日本では北海道・サホロの「クラブメッド北海道」、沖縄の「クラブメッド石垣島」に続く3軒目。北海道での開業は約30年ぶりとなる。冬季は主に訪日外国人旅行者、夏季は国内からの日本人旅行者を獲得し、日本市場でのプレゼンス強化をはかる考え。

 「クラブメッド北海道トマム」は「星野リゾート・トマム」内の遊休施設などを改修した4棟で構成。客室数はサホロを上回る計341室で約1000人を収容できる。料飲施設は950席のメインレストラン、120席の焼肉レストラン、日本酒や国産ウイスキーなどを提供するバーなどがあり、内装はフランス人デザイナーが日本文化と自然をイメージしてデザイン。スタッフの数は約320人で、国籍は約30ヶ国に上る。

デソール氏  グランドオープンにあわせて来日した、クラブメッド東南アジア太平洋CEOのザヴィエル・デソール氏は本誌の単独取材に応えて、ミレニアル世代の家族客をメインターゲットに国内外から利用者を誘致する考えを説明。12月から4月までの冬季については満室が目標で、すでに2月下旬までは満室が確定していることを明らかにした。3月についても現時点で予約率は85%近くに上るという。利用客は9割近くがオーストラリアや東南アジア人などからの外国人となる見込み。

 利用客の8割を日本人が占めると見られる6月から10月までの夏季についても、トレッキングやマウンテンバイク、フランス式のピクニックなど30以上のアクティビティを提供し「冬季に近い稼働率をめざす」と意欲を示した。同社によれば、今夏はサホロの「クラブメッド北海道」を休業することもあり、客室稼働率は85%程度を見込むという。

 日本での販売戦略については、引き続き旅行会社を重視する考え。具体的には「大手旅行会社のホールセール商品で使われることを重視しており、業界内での露出を増やすよう努めている」と説明した。旅行会社経由の販売は、サホロと同様に80%程度を予想するという。

 デソール氏はそのほか、同社の山岳リゾートのうちアジアの施設が、中国の2施設とあわせて計4施設にまで増えたことを強調。「我々はすでに欧州などで24の山岳リゾートを展開しているが、アジアでもナンバーワンになりたい」とビジョンを語った。今後の日本での開業計画については、訪日外国人旅行者数が好調に伸びていることに言及した上で「施設を増やすことは重要な課題」と説明。「東京の近くで家族連れを取り込める施設」を視野に入れていることを明らかにした。

 17日夜には施設内のシアターで、クラブメッドを傘下に持つ中国のフォースン(複星)グループなどの関係者、近隣国や東南アジア諸国、オーストラリアなどから集まった約150名のジャーナリスト、宿泊客などを招いてオープニングセレモニーを開催。鏡割りで成功を祈念したのち、スキーヤーによるトーチイベントや数百発の花火で開業を祝った。

 この日のセレモニーには、登壇こそなかったものの星野リゾート代表の星野佳路氏も来場。海外での認知度を誇るクラブメッドは、日本国内での人気が高い星野リゾートと共存共栄の関係を築きながら、国内外でのトマムの認知度を向上させたいとしている。なお、15年に「星野リゾート・トマム」を買収(その後も星野リゾートが運営)した上海豫園旅游商城は、クラブメッドと同じくフォースングループの傘下企業。

※施設内の様子は後日フォトニュースで紹介

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