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夏の旅行1位はハワイ、豪州など上昇、国内は北海道-JATA調査

  • 2016年7月3日

 日本旅行業協会(JATA)はこのほど夏休み期間(7月1日~9月30日)の旅行について、会員会社364社の社員438名を対象にした人気方面調査と、大手ホールセラー7社を対象にしたパッケージツアーの販売動向調査を実施した。このうち海外旅行については、人気方面調査の1位はハワイ、2位は台湾となり、昨年と同様の結果に。1位、2位ともに、会員からは「どの世代にも安定した人気がある」との声が挙がった。3位は昨年4位のシンガポールで、女性をはじめ、家族層にも人気が高いという。

 上位10位については、昨年は10位だったオーストラリアが家族旅行の増加などから7位に。19位だった韓国は9位に、15位だったカナダは10位にランクアップした。韓国は若年層や女性を中心に回復傾向にあり、カナダはビジネスクラスを利用したツアーがシニア層から人気を集めているという。

 販売動向調査では、昨年にカンタス航空(QF)や全日空(NH)が就航し座席数が増えたオーストラリアが人気で、予約人数は7月は前年比37.0%増、8月は65.3%増、9月は36.6%増となった。近距離のデスティネーションではアジアが好調で、7月は24.7%増、8月は17.4%増、9月は26.1%増。特にリゾート地が若年層や家族層、シニア層に人気で、韓国も需要が回復してきたという。


▽国内旅行は上位5位に変動なし、8月が好調

 国内旅行の人気方面調査では、上位5位が前年と同様の結果となった。1位の北海道は新幹線の開業効果で全体的に好調。2位の沖縄は本島に加えて離島も人気だという。3位の東京ディズニーリゾートを含む東京についても、東京ディズニーシーの15周年効果などで人気が継続。4位の大阪は家族層や女性のグループから、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどが人気を集めた。5位の北陸は新幹線の開業効果が継続しているという。

 販売動向調査では、昨年のシルバーウィークの反動で、9月より8月が好調に推移。予約人数は、7月は参議院議員選挙の影響などで1.8%減、8月は1.7%増、9月は7.7%減となった。

 北海道については、新幹線の開通効果が道南に加え東北地方にも波及。東北と函館を組み合わせた商品などが人気を博している。北海道の予約人数は、7月は1.2%減とやや弱含みだが、8月は5.8%増に。9月は8.2%減となった。東北は7月が6.8%増、8月が1.8%減、9月が20.0%減。このほか、NHKの大河ドラマ「真田丸」の効果で、真田氏のゆかりの地である信州の人気が高いという。

 人気方面調査のランキングは、JATA会員旅行会社の営業、企画、カウンターなどの担当者を対象に実施したアンケート調査をまとめたもの。販売動向調査は、ジェイティービー(JTB)、エイチ・アイ・エス(HIS)、阪急交通社、近畿日本ツーリスト個人旅行、日本旅行、ジャルパック、ANAセールスの7社が対象で、6月中旬時点の各社のパッケージツアーの申込予約人数についてJATAが取りまとめた。なお、HISは海外旅行のみ。