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外務省、トルコのシリア国境地帯に退避勧告、日本人記者の集結危惧

  • 2015年2月2日

 外務省はこのほど、トルコとシリアの国境地帯と、イラクとの国境地帯でシリアに近い一部について、従来の渡航延期勧告を退避勧告に引き上げた。イスラム過激派組織ISIL(イラクとレバントのイスラム国)による邦人拘束事案の取材のため、日本人記者がシリア国境地帯に集まっていることを受けたもの。ISILは日本人記者が集結していることをインターネットなどによって承知している可能性が高いことから、同地域での拘束事案の発生を回避したい考えだ。

 その他のイラク国境地帯では引き続き渡航延期勧告を継続。シリアおよびイラクと国境を接する各県の、国境地帯以外は「渡航の是非を検討してください」を継続している。そのほか、イスタンブール県および南東部9県などに発出している注意喚起についてもそれぞれ継続する。