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カナダ、羽田就航や連ドラで日本市場に期待の声-RVC2014(1)

  • 2014年6月24日

ケベック、チーム・カナダ参入、旅行会社と夏の誘客強化

ケベック州観光局マーケット・アドバイザーのロック・パケット氏 チーム・カナダの一員として日本でのプロモーションを強化しているケベック州観光局。マーケット・アドバイザーのロック・パケット氏は「秋のメープル街道に加えるものとして、5月から7月中旬にかけた夏のケベックを旅行会社と協力してアピールしていく」と今後の方針を話した。

 ケベック州観光局では、日加旅行業協会(JACATA)と共同で今年8月末まで「ドラマティーク・ケベック・キャンペーン2014」を展開。日本向ウェブサイトを立ち上げ、モントリオールのイベントや食文化を紹介している。

 「ケベック州は日本市場への取り組みを強めていく」とパケット氏。歴史と自然の融合など日本市場向けにさまざまな提案を考えているほか、新たにクーポン付きのスペシャルガイドを作成する計画も明らかにした。また、モントリオールの新しいプロダクトとしては、「モントリオール・プラネタリウム」や「グレビン・ワックスミュージアム」などを紹介した。


ユーコン、FITや小グループ向けに夏秋の需要喚起

(右から)ユーコン準州観光局グローバルマーケティング担当シニア・マネージャーのダニー・コバヤシ氏、日本地区セールス担当の高橋由香氏 ユーコン準州への日本人訪問者数は年間約2500人。現在、オーロラ目的でホワイトホースを訪れる旅行者が大部分だが、ユーコン準州日本地区セールス担当の高橋由香氏は「夏と秋の訪問者数を伸ばしていきたい」と話す。ハイキングやカヌーなどのアクティビティや、鉄道でユーコンとアラスカを巡るゴールデンサークル、世界遺産のクルアニ国立公園、ゴールドラッシュ当時の面影を残すドーソン・シティなどを紹介。「ユーコン独自の自然や文化に触れ合える旅」として、FITや小グループを中心に訴求力を高めていきたい考えだ。

 「ユーコンのサプライヤーはすべて日本市場に熱意を持っている」と高橋氏。夏季期間のバンクーバー/ホワイトホース間は1日5便あり、バンクーバーに14時台に到着するNHの羽田線でも同日乗り継ぎが可能なことから、「夏の需要拡大のチャンス」と語った。


取材協力:カナダ観光局
取材:山田友樹