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JTBグランドツアー、14年上期はコース数1.5倍、10周年記念も

  • 2013年12月5日

 JTBグランドツアー&サービスは2014年上期について、商品数を前年比5割増の225コースに拡充した。人気の高い欧州を中心に、例えば世界遺産を訪れる定番コース以外にも、オーストリアの小さな村「ハイリゲンブルート」に3連泊するコースやバスク地方を訪問するコースなど、各国の旅行を経験済みの顧客にもアピールできるコースを用意。アクア・エクスペディションズが新規就航するメコン川のラグジュアリーリバークルーズ商品なども企画した。

 また、2014年に同社が10周年を迎えることを記念し、「世界一周の旅」も企画。12ヶ国を周遊して11ヶ所の世界遺産を訪れる内容で、飛行機による効率的な移動を特徴として旅行期間と旅行代金を抑えた。期間は34日間で、旅行代金はエコノミークラス利用で440万円から、ファーストクラス利用で540万円から。

 ツアー中には、例えばヒマラヤ山脈を望めるホテルや、マチュピチュでは遺跡入口のサンクチュアリー・ロッジを利用するなど宿泊施設を工夫したほか、オリエント・エクスプレスがペルーで運行する列車ハイラムビンガム号、エベレストでの遊覧飛行、イグアスの滝でのボートツアーなど乗り物にも特徴をもたせた。さらに、連泊や自由行動の時間を多くするなどし、主要顧客層であるシニア層の体調にも配慮した。

 このほか、ホテルや滞在日数、観光スポット、出発時間、食事時間をアレンジでき、現地でも各地の「認定コンシェルジュ」が案内するプランも、コース数を39から72に増加した。