成田、1月の国際線旅客数は1%増-中国は減少継続、韓国はほぼ回復

  • 2013年3月3日

 成田国際空港の2013年1月の利用実績(速報値)で、国際線旅客数は前年比1%増の237万6327人となった。日本人旅客数は2%増の125万5765人で、尖閣問題の影響もあったが、年末年始の日並びの良さが奏功し、増加した。

 外国人旅客数は2%減の59万746人となり、11ヶ月ぶりの減少。尖閣問題に加え、昨年1月にあった春節が今年は2月に移動したことが響いた。通過客は前年並みの52万9816人だった。国内線旅客数は73%増の32万9772人となり、1月単月で過去最高となった。

 発着回数は国際線が2%増の1万2382回と増加。国内線は59%増の3561回で1月単月で過去最高となった。

 NAAによると、国際線は尖閣問題の影響は長期化しており、1月の中国線の旅客数は、通過客を除く旅客数で26%減となり、前月の22%減より減少幅が広がった。しかし、2月については23日までの速報値で14%減まで回復しており、2月に入り需要が上向いてきたと見る。旅客便のキャンセルは、1月が計画値の9.1%にあたる193回となったが、2月23日までは3.8%の57回と減少した。

 一方、韓国については、旅客数が1月は4%減、2月23日までの速報値は2%減。キャンセル率は1月が0.5%、2月23日までは0.6%となっており、前月同様ほぼ回復してきているという。

 また、ボーイングB787型機材の運航停止に伴う影響では、1月16日から31日までで、予定していた発着回数212回のうち、81回が欠航。キャンセル率は38.2%となった。2月1日から26日では、358回中105回が欠航、キャンセル率は29.3%となっており、今後も同じ程度の欠航が続く見込みだ。B787については代替機での運航を実施しているが、欠航や新規就航の延期などが続いており、NAA取締役兼常務執行役員の高橋かしわ氏は「長期化の様相を呈してきた。自体の早期収束に期待したい」と述べた。

 なお、方面別の旅客数は下記の通り。

▽国際線方面別旅客数 1月(方面/前年比/人数)
太平洋/1%増/32万4900人
欧州/7%増/14万100人
オセアニア/12%増/5万3300人
グアム/3%減/5万8500人
アジア/16%増/27万3100人
台湾/13%減/6万600人
香港/4%減/5万9700人
中国/24%減/10万100人
韓国/5%減/9万5400人
アフリカ※/1400人

※通過客を含む
※エジプト航空(MS)が2011年2月8日から運休していたため、前年比はない