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年末年始の海外旅行、過去2番目の65.7万人予想、長距離が好調-JTB調査

  • 2012年12月5日

▽国内も長距離好調-出発ピークは12月末、海外近距離は1月2日も

 国内旅行も長距離方面が好調で、沖縄、九州、北海道などが増加する見込み。クリスマスから年末にかけては都心のホテルも人気だ。また、2013年に式年遷宮を迎える伊勢神宮も正月の参拝客が増える見通しで、周辺地域の温泉施設などの予約が好調。東北地方では大河ドラマの影響や復興応援需要もあり、会津などが堅調に推移しているという。

 旅行の同行者は、アンケートで見ると「子供連れ(中学生まで)」が4.8ポイント減の37.1%、「夫婦のみ」が5.4ポイント減の10.3%と減少する一方、「それ以外(母娘、三世代など)」が3.8ポイント増の18.5%、「友人・知人」が0.4ポイント増の11.5%と増加。旅行目的も「実家で過ごすため」は4.4ポイント減の36.0%と減少したが、「家族や友人と一緒に過ごす」が3.9ポイント増の40.4%と増えており、普段時間がとれない人と旅行する傾向があるという。

 出発のピークは、海外旅行の場合、12月29日、30日だが、1月3日までは出国ラッシュが続く予想。ルックJTBの予約状況では、ヨーロッパやアメリカの長距離方面は第1ピークが12月29日、第2ピークが12月28日。グアムやサイパンの近距離方面は第1ピークが12月29日、第2ピークが1月2日となった。一方、帰国のピークは1月3日、6日で、1月4日から5日の帰国者も増える予想だ。国内旅行は出発日が12月29日と31日、帰着日が1月3日、6日となった。

 なお、調査は10月30日から11月16日に、全国200地点で15歳以上79歳までの男女1200名に実施。航空会社の予約状況、業界動向、JTBグループの販売状況も踏まえて推計した。