JALチャーター、「工夫」で需要開拓-将来的にはB787活用も

  • 2012年6月19日

▽B787チャーター「構想練る」

 今後の中期的な展開としては「基本的には飛んでいないところに飛ばして新たな需要を開拓することが役割」(JL宮城氏)であることから、「お客様が喜び、現地も喜ぶような方面を開拓していきたい」との考え。具体的な就航地は検討段階として明かさなかったものの、来年以降の実現を念頭に置いているという。

 また、JLが運用を開始したボーイングB787型機についても、「もともと定期便用の飛行機なのでしばらくはないと思う」としつつ、「2016年までの中期的スパンで見れば、局地的、あるいは数ヶ月程度使う機会があるのではないか」と言及。その上で、「(既存機材では)今まで届かなかった場所に飛ばすなど構想は練っていく」と語った。

 さらに、B787型機の導入によりB767型機の余剰が増える可能性もあるが、この点については「チャーターは、まだ我々の生産規模を上回るニーズがあり、もっとできる」と説明。現在も設定している方面への便数の増加や新方面の開拓に活用したい考えを示した。