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米系航空会社、11年の国際線需要1%増、太平洋線も震災影響払拭

  • 2012年2月14日

 アメリカン航空(AA)、デルタ航空(DL)、ユナイテッド航空(UA)/コンチネンタル航空(CO)がそれぞれ発表している運航実績で、2011年通年の国際線旅客需要は各社合計で前年比1%増と前年並みの結果となった。ただし、1月が6%増、4月が9%増となるなど好調な月があった一方で、9月以降は前年割れが続いており、失速傾向を示している。通年の実績会社別で見ると、AAは4%増、DLは1%増、UA・COは3%減となっている。

 座席供給量は3%増で、月別ではほぼ旅客需要と同様の推移をたどっている。会社別ではAAが4%増、DLが4%増、UA・COが2%増。AAとDLが太平洋線を2ケタ増とした一方、UA・COの太平洋線は1%増に留まった。こうした結果、ロードファクターは3社合計で80.5%となり、前年よりも1.9ポイント下がった。DLは2.6ポイント減、UA・COは2.3ポイント減、AAは0.2ポイント減であった。



※旅客需要と座席供給量の前年比増減率は四捨五入している