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定時到着率、全日空と日本航空が1位に、空港のアジア部門で羽田も

  • 2012年1月26日

 アメリカのコンデューシブ・テクノロジーが発行する「フライトスタッツ」で、2011年の定時到着率で、全日空(NH)と日本航空(JL)が各部門で1位となった。フライトスタッツの定時到着率は、便の到着予定時刻に対し、遅延15分未満で到着した便が全体に占める比率。

 NHは大手航空会社部門(Arrival Performance among Major International Airlines)と、アジアの航空会社部門(Arrival Performance among Asian Airlines)で1位を獲得。NHが2011年中に運航した19万8231便において、定時到着率は90.18%だった。

 一方、JLは、キャリア別ネットワーク部門( Major International Airlines Operated and Codeshare)で1位となった。2011年中にJAL便名で運航した41万9060便の定時到着率は、86.33%であった。キャリア別ネットワーク部門は今年から新設されたカテゴリーで、JLによると、自社運航や関連航空会社運航に関わらず、便名を冠した航空会社名で選択する利用客が多い実態を反映し、同部門が設定されたという。また、大手航空会社部門でもJL単体の実績が90.14%となり、2位となった。

 このほか、JLグループの日本エアコミューター(3X)も、定時到着率が92.60%となり、アジア・リージョナル部門(Regional Asian Airlines)で1位にランクイン。JLによると、同部門では1位から4位がJLグループの運航会社だった。

 空港ではアジア部門(Major Asian Airports)で羽田空港が1位に。アジア・リージョナル部門(Regional Asian Airports)でも伊丹空港が1位となった。