日本旅行業協会（JATA）によると、9月24日から26日にかけて開催したJATA世界旅行博2010の来場者数が前年比0.4％増の11万1232人となり、微増ながら過去最高であった2009年の11万784人を上回った。一方、出展者側では139ヶ国・地域（前年：151ヶ国・地域）から685社・団体（同：699社・団体）が、合計914コマ（同：932コマ）を使用した。また、24日に開催した観光会議には、90ヶ国・地域（同：90ヶ国・地域）から1078人（同：1016人）が参加した。

　こうした数字についてJATA事務局長の長谷川和芳氏は、9月29日の定例会見で「成功裏に終わった」とコメント。また、今年初めての試みとして実施した商談会「JATAマーケットプレイス」について、「セラー、バイヤーともに好評だった」と説明。アポイントの取り方や実施の時間帯など改善点はあったとしつつ、来年以降も同様の取り組みを強化する考えを披露した。

　なお、中国が間際になって展示を中止したことの影響が懸念されたが、会場内は多くの人で賑わっており、大きな影響は見受けられなかった。


＞＞各種写真は下記へ
http://www.travelvision.jp/photo_news/detail.php?id=12


▽関連記事
◆JATA世界旅行博が開幕、139の国と地域が参加、来場者11万人見込む（2010/09/24）