阪急阪神HD、旅行・国際輸送事業の営業利益大幅減も集客状況は好調

  • 2010年2月5日
 阪急阪神ホールディングスの2010年3月期第3四半期(2009年4月1日〜2010年12月31日)の連結決算で、阪急交通社と阪神航空を含む旅行・国際輸送事業の営業収益は前年比11.3%減の469億1500万円、営業利益は78.1%減の4億7800万円となった。旅行事業では、新型インフルエンザ発生により、海外旅行を中心にキャンセルなどが相次ぎ前年を大幅に下回る減収減益となった。一方、そうした環境の中でも企画商品を積極的に投入したため集客は好調に推移した。

 また、阪急阪神HDの営業収益は5.5%減の4782億8600万円、営業利益は減収の影響や減価償却費の増加などにより15.6%減の566億1800万円となった。経常利益は20.2%減の431億1700万円となり、四半期純利益は持分法適用関連会社株式に計上していた持分法のれん相当額を一括償却し特別損失に計上、39.9%減の136億3300万円となった。