観光庁長官が交代へ、後任はJリーグ大分前社長の溝畑氏−「本保氏に問題なし」

本保氏は、2007年7月に当時の国土交通省総合観光政策審議官に就任し、その後観光庁の初代長官として観光行政を指揮。これについて前原氏は、「2年半大変尽力してもらった。外客誘致、2000万人構想の前倒し計画の策定、2010年度の概算要求の大幅積み上げでの精査など、本当によく努力をしていただいた。本保長官の仕事ぶりに何ら瑕疵(かし)があったわけではない」と説明した。
溝畑氏は1985年に自治省に入省し、1990年に大分県に出向した後、大分トリニータの立ち上げに尽力。「はじめはスポンサーもなかったところを自ら歩いてかき集め」(前原氏)、Jリーグ入りも果たしたが、今月にチームの経営難で引責辞任していた。観光庁長官の任期は2年で、前原氏は「2年間で結果を出してもらいたいとお願いしている」という。