主要旅行会社、10月の海外旅行取扱額は7.9%減、募集型企画旅行は12.8%減

  • 2008年12月11日
 観光庁が取りまとめた主要旅行会社の2008年10月の総取扱額は、前年比1.7%減の6152億9378万6000円であった。海外旅行の取扱額は、7.9%減の2150億4717万円で、6月以降連続で前年を下回った。募集型企画旅行は取扱額が12.8%減の607億4779万2000円で、取扱人数は14.8%減の33万6781人とレジャー市場が大きく減少している。

 海外旅行の取扱額で最も伸び率が良かったのは、JTBグローバルマーケティング&トラベルの482.4%増だが、取扱額は2864万8000円。事業再編により、KNTツーリストも161.7%増の30億2662万8000円となっている。増取扱額が100億円以上で前年を上回ったのは、エイチ・アイ・エス(HIS)の8.2%増の254億2115万2000円のみ。また、JTBグループではi.JTB(14.2%増の5億517万2000円)の機能特化型旅行会社のほか、JTB九州(8.5%増の28億4598万9000円)JTB中国四国(6.4%増の24億3570万6000円)、JTB北海道(3.0%増の11億5126万2000円)など、地方の地域事業会社の健闘が目立った。


▽主要旅行会社取扱額(エクセル)
http://www.travelvision.jp/html/data_files/agent_m0810.xls