KNT、第3四半期の営収は9.2%減−退職金関連で特損計上、予想を下方修正
近畿日本ツーリスト(KNT)の平成20年12月期第3四半期決算(平成20年1月1日〜平成20年9月30日)は、営業収益が前年比9.2%減の527億200万円、営業損失が61億1100万円(前年比:22億7400万円の減収)、経常損失は59億円(同:26億9800万円の減益)、純損失が61億9400万円(同:22億6500万円の損失改善)となった。
KNTでは第3四半期について、燃油サーチャージの高騰による海外旅行市場の低迷に加えて、景気減退により海外旅行から国内旅行へのシフトも限定的となり、「安・近・短」のニーズが高まる傾向にあると分析する。その中で、団体旅行ではMICEマーケットに積極的な営業を推進し、個人旅行でも商品企画部門と仕入れ部門の一体化により競争力の高い商品を提供するとともに、新デスティネーションの紹介やチャーター商品の企画などを進めたものの、たいへん厳しい四半期となったと説明。部門別では、インバウンドが前年実績を上回ったものの、海外旅行、国内旅行ともに低調に推移した。
こうした結果に加えて、関係会社の株式と投資有価証券の一部の売却により、連結決算で約60億円、個別決算では約50億円の特別利益を計上する見込み。また、退職手当金制度の廃止にともなう退職金の清算により、連結、個別ともに約66億円の特別損失を計上する見込み。KNTでは、これらをふまえて通期の業績予想を下方修正した。なお、退職金制度の廃止により、来期以降は年間約13億円の退職給付費用が削減できる見通しだ。修正後の業績予想は下記を参照のこと。
▽KNT、平成20年12月期連結業績予想数値
(項目/今回修正予想(前年比)/前回発表予想)
営業収益/748億円(7.9%減)/822億円
営業損益/営業損失40億円(42億9200万円の減益)/営業利益9億円
経常損益/経常損失38億円(49億6200万円の減益)/経常利益12億円
当期純利益/当期純損失46億円(6億9200万円の減益)/当期純利益9億円
KNTでは第3四半期について、燃油サーチャージの高騰による海外旅行市場の低迷に加えて、景気減退により海外旅行から国内旅行へのシフトも限定的となり、「安・近・短」のニーズが高まる傾向にあると分析する。その中で、団体旅行ではMICEマーケットに積極的な営業を推進し、個人旅行でも商品企画部門と仕入れ部門の一体化により競争力の高い商品を提供するとともに、新デスティネーションの紹介やチャーター商品の企画などを進めたものの、たいへん厳しい四半期となったと説明。部門別では、インバウンドが前年実績を上回ったものの、海外旅行、国内旅行ともに低調に推移した。
こうした結果に加えて、関係会社の株式と投資有価証券の一部の売却により、連結決算で約60億円、個別決算では約50億円の特別利益を計上する見込み。また、退職手当金制度の廃止にともなう退職金の清算により、連結、個別ともに約66億円の特別損失を計上する見込み。KNTでは、これらをふまえて通期の業績予想を下方修正した。なお、退職金制度の廃止により、来期以降は年間約13億円の退職給付費用が削減できる見通しだ。修正後の業績予想は下記を参照のこと。
▽KNT、平成20年12月期連結業績予想数値
(項目/今回修正予想(前年比)/前回発表予想)
営業収益/748億円(7.9%減)/822億円
営業損益/営業損失40億円(42億9200万円の減益)/営業利益9億円
経常損益/経常損失38億円(49億6200万円の減益)/経常利益12億円
当期純利益/当期純損失46億円(6億9200万円の減益)/当期純利益9億円