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名鉄観光、改革から成長へ−次期中期計画で8億円増収めざす、組織力も活用

  • 2008年11月6日
 名鉄観光サービスはこのほど、創立50周年の節目を最終年度とする来年度からの次期中期経営計画で、「増収・増益」を至上命題とした成長戦略を打ち出した。平成18年度から3ヶ年の中期計画の効率化・合理化策を中心とした強固な経営体質を基盤に、旅行部門は最終年度の平成23年度には、平成20年度の純収入見込みである約105億円強から約8億円の増加をめざす。

 次期中期経営計画の名称は「未来創造50」、スローガンには「成長への挑戦」を掲げた。ミッションとしては(1)増収・増益のほか、(2)コンプライアンス・CSR経営、(3)カンパニーの発展と従業員満足の3点とし、その実現に向け、旅行部門では営業戦略として「組織力と知恵をいかした営業強化」に注力する。支店間や、旅行、貨物を含めたカンパニー間など社内の連携はもちろん、名鉄グループの組織力とブランド力、さらに業務提携先である内外航空サービスや伊藤忠商事グループを加えた大きな組織力を活用し、全国横断的な営業強化をはかる。さらに業界内外を含めた、新たなアライアンスやコラボレーションも展開する。

 一方、「人への投資」も重視。これまで以上に研修・教育を拡充しつつ、要員数を増加。各人のスキルアップにより、一人当たりの生産性を高めていく。これらの施策により、海外旅行は平成23年度、18万人の送客をめざす。


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