大韓航空（KE）は2007年度下期からエアオンのIIT運賃を東京発全路線で廃止する意向だ。航空券の単品販売に関してはレジャーからビジネス用途まで幅広く正規割引運賃「パスカル」で対応する。なお、パッケージツアーで利用する場合は、IIT運賃で引き続き対応する。

　この下期に設定したパスカルでは、｢PASSKALゼロ｣、｢WEB PASSKAL｣の制限を限りなく無くしており、帰着便は何度でも変更が可能、滞在期間も1日以上1ヶ月以内で対応するとして使い勝手の向上を図った。KEはこうした対応とともに、エアオンホールセーラー経由で販売していた座席がGDS／CRSで予約が可能となり、PEXへの移行で販路拡大をねらう。

　このところ、アジア系航空会社のペックス運賃への移行も進んでいる。タイ国際航空（TG）は成田路線で全面的にペックス運賃に移行。また、来期は最低価格の下限撤廃も控え、各社が独自に運賃を設定しやすくなることから、ペックス運賃への移行の流れは今後も他の航空会社に波及すると見られる。

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※当初の日本発を「東京発」に変更をいたします。訂正するとともにお詫びいたします（編集部）