DS応援プロジェクト:ベトナム模擬問題2

問 次のうち、ベトナムにある世界遺産でないのはどれか。
A ハロン湾
B フエの建造物群
C ホーチミンの統一会堂
D 古都ホイアン
――正解は最下行へ
ここに注目!
▽国内に点在する5つの世界遺産
ベトナムが有する5つの世界遺産のうち、4つが中部に集中しており、ダナンを拠点にそれぞれ訪問できる。さらに北部のハロン湾を加えれば、ベトナム世界遺産を制覇するツアーも可能だ。文化遺産が3つ、自然遺産が2つとバランスが良いのも、ベトナムでの世界遺産を楽しむポイントといえるだろう。

「フエの建造物群」
ベトナムの世界遺産第1号が、1993年に登録された「フエの建造物群」。1802年から1945年まで、ベトナム最後のグエン王朝が栄えた都で、王朝ゆかりの建物群が世界遺産に登録されている。特に王宮は広く、見所満載。例えば、皇帝と外国の使節などVIPのみが利用できたと言われている「午門」。即位式や外国使節の引見、元旦の朝賀など宮廷儀式の舞台となった、「太和殿」など。建物そのものはもちろん、碁盤の目のように区画された城内のつくりや、皇帝を示す龍や女性を象徴する鳳凰などの彫刻にも注目したい。
「古都ホイアン」
ダナン空港から車で45分ほど。シルクロード交易の重要拠点として栄え、16世紀から17世紀には日本人も多く滞在し、日本人街まであった。日本のほかベトナム、中国など、様々な文化の影響を受けた独特の景観が、多くの観光客を惹きつけている。日本人街のあった名残の代表が「来遠橋(らいおん)」。「日本橋」とも呼ばれ、1593年に日本人が建造したと伝えられている。また、「ランタン・フェスティバル」も有名で、毎月、旧暦14日の満月の夜には、色とりどりのランタンが街路を照らし、幻想的な美しさをかもし出している。

「ミーソン聖域」
ミーソン遺跡へはダナンから車で約1時間、ホイアンから約40分。チャンパ王国の遺跡で、海洋民族・チャムの聖地といわれている。山に囲まれた緑豊かな盆地に、静かに佇む遺跡群は、神秘的で荘厳な雰囲気だ。各遺跡は1本の遊歩道で結ばれており、1時間30分程度で気軽に遺跡散策が楽しめる。土色のレンガで造られた塔は柱を使わずに建てられたもの。そのため屋根は、レンガを少しずつずらして造られているという。

「ハロン湾」
ハノイから東へ130キロメートル、車で3時間30分の場所にあるバイチャイを拠点にした観光が便利。約1500平方キロメートルの湾内には、約3000の島や奇岩があり、「海の桂林」とたとえられるほど。幻想的で迫力のある景観を造り出している。海水浴のみならず、クルーズやヘリコプターによる鑑賞ツアーなどがあり、クルーズでは奇岩内の洞窟を訪れるものもある。
「フォンニャ・ケバン国立公園」
フォンニャ・ケバン国立公園は、フエから車で約4時間ほど。フォンニャとはベトナム語で「風の牙」を意味する。国立公園内は約4億年前から成長を続けるカルスト地帯で、アジア巨大な怪獣の牙のように見える鍾乳洞、地底から響くように吹く風を恐れ崇めた昔の人々が名づけたという。ラオス国境までの約65キロメートルにわたり鍾乳洞や地下湖などがあり、地底川は世界最長とも言われる。哺乳類、鳥類、爬虫類・両生類、淡水魚、植物など、1000種以上もの多種多様な生物が生息しており、自然豊かな場所だ。
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