夏の終わりは「緩んだ」ことが心配に?秋には旅行やグルメ−JTBアンケート

  • 2007年9月1日
 夏が終わりに近づくと、財布の紐や気持ちなど、夏の間に「緩んだ」ものが心配になってくる。そんな結果がジェイティービーのウェブアンケート、「夏が終わる頃、心配になること・ほっとすることは?」で出た。

 「心配になること」で多かった回答は、「夏に使ったお金やローンの支払い」が22%で第1位。20%を占める「特になし」を除けば、「休み明けからの仕事への復帰」が17%で2位となり、「日焼け跡」が15%で続いた。「夏は旅行やら帰省やらで、遊んでばかりいたので、ちゃんと仕事生活に戻れるか不安」という声に代表されるように、緩んだ気持ちを締めなおすことに困難を感じるようだ。また「冷房のかけ過ぎ・暴飲暴食の影響」が14%となるなど、生活習慣の緩みも気になるところ。また男性からは、「クールビズ期間の終了でネクタイ着用に戻ること」という意見も複数寄せられている。一方女性からは、「子供の世話」という回答が7%となっており、「夏休みの宿題の手伝い」や「新学期からのお弁当作り」に気が重くなるよう。全体的に、「夏が終わると『祭りのあと』のような寂しさを感じる」という声の通り、休みが終わり「現実」に向き合う憂鬱さが現れた結果と言えそうだ。

 逆に「ほっとすること」としては、「暑さからの解放」が6割以上と圧倒的多数。特に今夏の猛暑で、この結果に同意される向きも多いだろう。ただし、夏好きな人からすれば、夏が終わってほっとすることは「特にない(18%)」ようだ。女性層の意見としては、「日焼け対策からの解放」が8%であったほか、「子供の世話が減る」が5%となり、また30代から40代の男性を中心に、「家族サービスからの解放」という声もあがった。「夏休みが終わり子供との時間がまた減ってしまうが、少しほっとしている自分もいたりします」というのが素直な気持ちかもしれない。

 また、もうすぐ訪れる「秋」の楽しみについて聞いた質問では、「旅行」が37%と首位になったほか、「秋のグルメ」が33%、「紅葉」が13%、「味覚狩り」が7%となるなど、旅行業界にとってはビジネスチャンスとなるキーワードが並んでいる。「夏の暑さから解放され、秋に自然の色彩変化を楽しみながらほっとする旅をしたい」、「今年は東北三大祭りに行くのを楽しみにしています」、「我が家はいつも秋休みの旅行がメインイベント!温泉めぐりが楽しみです」といった声が寄せられた。