「機械遺産」に認定、旅客機YS11、東海道新幹線0系電動客車など
日本機械学会は、「機械の日」の8月7日、歴史に残る機械技術を次世代に伝えるため、「機械遺産」を設立し、25件を初認定した。この事業は、今年6月の日本機械学会創立110周年を記念して行われたもの。創立100周年にあたる1997年に国内に残る歴史的な工作機械22件を機械記念物として認定したところ、10年間でその中から重要文化財に指定された機械が数件あった。そのことを受け、同会による認定が学術面・社会的側面にも大きな意味を持つとして認定が行われることとなった。
第1回目となる本年は、初の国産旅客機として1964年から1988年まで2万時間を越える飛行実績を持つ国立科学博物館所蔵のYS11型機や、1964年の開通から1978年まで約600万キロメートルを走行した交通科学博物館所蔵の東海道新幹線0系電動客車など25件が認定された。
「機械遺産」は機械技術の発展史で重要な成果があったもの、生活や文化、経済、社会に貢献したものが対象。機械や機器のほか、関連システム、工場、設計仕様書や教科書など、会員から推薦された候補について選定・評価を行い、監修委員会の総合評価を経て認定される。来年度以降も継続して行われ、具体的な認定数は設定されていないが、10年間で100件選定を目標としている。
▽機械遺産
http://www.jsme.or.jp/kikaiisan/
第1回目となる本年は、初の国産旅客機として1964年から1988年まで2万時間を越える飛行実績を持つ国立科学博物館所蔵のYS11型機や、1964年の開通から1978年まで約600万キロメートルを走行した交通科学博物館所蔵の東海道新幹線0系電動客車など25件が認定された。
「機械遺産」は機械技術の発展史で重要な成果があったもの、生活や文化、経済、社会に貢献したものが対象。機械や機器のほか、関連システム、工場、設計仕様書や教科書など、会員から推薦された候補について選定・評価を行い、監修委員会の総合評価を経て認定される。来年度以降も継続して行われ、具体的な認定数は設定されていないが、10年間で100件選定を目標としている。
▽機械遺産
http://www.jsme.or.jp/kikaiisan/