このあいだ、青山にある日本料理屋に知人と食事にいきました。そこで目を惹いたのが竹の子の「おさしみ」というもの。春を感じさせてくれる食べ物の代表的存在のたけのこ。そのメニューを見た瞬間に、「絶対にコレを食べる！！」と言い、その時点で私の頭の中は竹の子のさしみを食べた時の歯ごたえ、香りで頭の中がいっぱいになりました…。注文をしようとお店の方を呼ぶと「本日はこちらをお勧めすることができません」とのこと。メニューで竹の子のおさしみの横に書いてあった「竹の子の炭火焼」を選びました。それはそれでとっても美味しく、ホクホク感が病みつきになる一品でしたが、残念でなりませんでした…。

　また、その翌週、知り合いと良く行く居酒屋さんで、行くと毎回頼む焼き鳥の上に刻みねぎがたっぷりのった一品を頼んだら「あいにく切らしておりまして…」と店員さんが一言。このお店に行った理由はこの一品を食べるため。あまりに残念でお店をかえてしまいました。

　期待通りのものを食べるのは、結構大変です。食べることができない理由は希少である場合、あきらめがつきますし、週末で夜も遅い場合は品切れもしょうがないか…とどうにか思えるもの。しかし、これらの条件に当てはまらない時で、その品をめがけてお店に行った場合はショックも大きい…。「美味しいものが食べたい」欲求が収まらない最近、確実に私のこの欲求を満たしてくれるお店に喜びを感じるのでありました。

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