ジャルパックはこのほど、日中国交正常化35周年記念し、日本航空（JL）のチャーター便の羽田／成都間、成田／昆明間を利用したアヴァを設定、販売を開始した。通常はアクセスに時間がかかる両地方へチャーター便の利用で利便性を高め、中国の観光資源を活性化し市場を拡大する狙いだ。

　成都では「神々の庭園−九寨溝・成都6日間」と「とことこ歩き−成都6日間」、「大好き！パンダ−成都・臥龍6日間」の3コース、昆明では「少数民族を訪ねて−昆明・麗江6日間」、「絶景石林へ−昆明6日間」、「桃源郷をめぐる−昆明・シャングリラ・麗江6日間」、「風光明媚な雲南省の魅力に迫る−昆明・大理・麗江6日間」の4コースを企画した。どのコースも九寨溝や麗江古城などの世界遺産を取り上げており、文化・歴史資源の活用を図る。また「大好き！パンダ」のコースは2つのパンダ施設を訪問して子パンダと触れ合い、また施設職員との夕食を設け、パンダの生態について学ぶことができる。さらに参加者の中から抽選で5名に、臥龍のパンダ研究所にいるパンダの里親になり、名前をつける権利を贈る。料金は「大好き！パンダ」の場合で、1人15万4000円からだ。

　販売目標は羽田／成都ツアーが合計で230名、成田／昆明ツアーが460名。なお国内各地からの参加を呼びかけるため、JL国内線利用時の追加料金は徴収しない。