エイチ・アイ・エス・エクスペリエンス・ジャパン（HEJ）はこのほど、訪日外国人旅行客向け体験プログラム「エクスペリエンス東京」の一つとして、「オリジナル提灯と浅草散策」を発売した。浅草で150年以上の歴史を持つ提灯店「大嶋屋恩田」で、職人が歴史や作り方のレクチャーを実施したあと、江戸提灯に墨を使って文字を手書きするもの。提灯の完成後には、通訳案内士とともに浅草の街を散策する。料金は1人9000円で実施頻度は月1回、催行人数は2名から8名の設定だ。言語は英語が基本だが、催行人数が確保される場合には、中国語、韓国語、スペイン語でも実施する。

　「エクスペリエンス東京」はHEJの中核事業の1つ。寿司職人体験や風鈴制作体験、真剣でのワラ切りを含む日本武道体験など、訪日外国人が個人では体験しにくいプログラムを展開している。予約経路は、インターネットとホテルなど宿泊施設経由がほとんどで、宿泊施設が若干、上回るという。今後は催行実績や利用者の満足度などを考慮しながら、プログラムを充実させていく構えだ。