ルフトハンザドイツ航空（LH）グループの2006年度収益が前年比9.9％増の198億ユーロ、税引後利益は8億300万ユーロ、営業利益は46％増の8億4500万ユーロであった。航空輸送の総収益は10.4％増の154億ユーロとなり、運航収益は05年度のアマデウスとのロイヤリティーパートナー株売却による2億4500万ユーロが依然計上され、前年比9.4％減の14億ユーロとなった。営業経費は燃油の高騰が影響して6.9％増の203億ユーロとなった。全旅客数は5340万人。LHグループは、今季も引き続き業績が好調なことから、連続して営業利益を計上できると予想している。

　LHグループはトーマス・クックの株売却で約5億ユーロの売却益を得たほか、各部門で過去最高を記録。主要な旅客輸送部門では前年比100％増となり、営業利益4億ユーロとなった。また、スイスインターナショナルエアラインズ（LX）との統合について、予想よりも迅速に、良い形で進展しており、昨年の統合による相乗効果は予想を超える2億ユーロ以上の収益に結びついているという。