ジェイティービーはグループ最大店舗となる「トラベルゲート横浜」のオープンに先立ち、3月20日に内覧会とオープニングパーティを開催、挨拶にたったJTBの佐々木隆・代表取締役社長は、「多様化と専門化が進む中、880万人の人口を持つ全国2位の神奈川県の豊かな市場に、JTBの支店で初の400坪の総面積をもつ店舗の出店で勝負に出たといえる。支店に配属する100人ほどの社員は、最高の選抜をした」と意気込みを示した。

　同店舗は既報の通り、1階が海外旅行フロア、2階が国内旅行フロア、3階が富裕層を対象にしたロイヤルサロン横浜フロア、4階がウエディング＆ハネムーンフロアの構成。JTB首都圏の石川尅巳・代表取締役社長は「ボリュームと専門性をあわせ持つ、初めてのケース」と述べ、「まずは販売目標額より、店舗に賑わいを持たせることが大切」と、来店の促進と販売の環境作りを重視する。

　支店長の手塚博氏は「旅行会社の店舗の概念を超えた展開をしたい」と説明する。旅行販売やコンサルティングのほか、3Fの「ロイヤルサロン横浜」で4月19日から「JTBカルチャーサロン横浜」として、各種講座等を開催。2Fの国内旅行フロアでは神奈川県および横浜市との連携による、同地域の情報発信と誘客を図る。また、外商機能も重視し、年間数十万件のダイレクトメールを中心に、CRM戦略による強化。このほか、各企業とのタイアップやマーケティングも積極的に行う予定だ。


▽松田・神奈川県知事と中田・市長の姿も祝辞

　内覧会とパーティには約300人が来場。来賓として松沢成文・神奈川県知事と横浜市長・中田宏氏も招聘され、神奈川及び、横浜の情報発信基地と、同地域への誘客に対する期待を述べた。


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