日系2グループ、年末年始の国際線予約率は77.7%

  • 2006年12月22日
 JALグループ、ANAグループの年末年始期間(2006年12月28日〜2007年1月8日)の予約状況が出揃った。これによると、両グループ合わせた日本発着国際線は、提供座席数が91万124席、予約数が71万6503人、予約率が77.7%となっている。

 このうち、JALグループ(日本航空、JALエクスプレス、JALウェイズ)の日本発着提供座席数は2.9%減の61万8412席、予約数は3.6%増の49万6146人、予約率は80.2%となった。路線別の中国線、東南アジア線、韓国線、オセアニア線は予約数、予約率共に前年を大きく上回っている。これ以外の路線は供給が減少して昨年実績を下回るが、予約率は伸びている。ハワイ線が90.1%、米大陸線が93.1%、オセアニア線が93.8%、グアム線が91.0%と堅調だ。期間中のピークは日本発が1月2日から4日、日本着が1月7日、8日となっているが、発着共に分散化傾向があるという。なお、国際線の臨時便はホノルル線が40便、グアム線が3便、米大陸線が3便の前年比27便減の合計46便を予定。またチャーター便はホノルル線が8便、グアム線が6便、パラオ線が15便など、前年を9便下回る46便となった。

 また、ANAグループ(全日空、エアーニッポン、エアージャパン)は予約数が過去最高となる前年比16.5%増の17万653人を記録した。日本発着提供座席数は前年比5.1%増の21万180席、予約率は5.9ポイント増の75.5%。全日空(NH)、エアージャパン(NQ)の国際線は中国方面が特に高い伸びを示し、予約数が前年比29.8%増。そのほか、北米路線は予約数が27.4%増、予約率が85.1%となったほか、欧州路線が3.7%増の1万8022人、83.7%、アジア路線が9.9%増、83.4%、リゾート路線(ホノルル、グアム)が14.0%増、75.5%となった。なお、リゾートについては昨年から28.7%減と提供座席数が減少しているが、昨年の臨時便と比べ、今年は大きく減らしているため。期間中のピークは日本発が12月29日、1月3日、日本着が1月3日、4日、7日、8日となっている。なお、国際線の臨時便は関西/グアム線の2便を予定している。