台湾、交通部観光局に新局長が就任、観光客倍増施策で日本は重要市場

また、台湾への訪問者に対する観光素材の開発、受入体制などの充実化などを推し進めることも表明。その中で日本市場は最重要マーケットであることを強調し、訪台外国人旅客520万人達成のため、また日台の相互交流の発展のため、誘致活動を展開する考えを示した。
日本マーケットでは来年度、台湾以遠の旅行需要の拡大を目指した取り組みを積極化する。台湾/高雄間の台湾新幹線の開通を機に、台北から先の台湾を訪問する需要拡大を狙う考え。日本であまり知られていない地方の観光素材、郷土料理などが豊富にあることから、認知拡大、および誘致を進める。そのほか、チャーター便による誘致をはじめ、インセンティブ需要の強化、シニアや団塊世代の需要促進を進める考えだ。
さらに、来年の大きな目玉となる胡弓博物館の完全リニューアル、および新幹線に関する問合せが多いことから、関心の高さがうかがえる。現地では新幹線の取扱会社10社がこのほど決定。日本からの受入を得意とする旅行会社も含まれているという。