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ベトナム航空、販売協力の10社を表彰、「今後も日本路線重視」−VN副社長

  • 2006年10月23日
 ベトナム航空(VN)は20日、VN販売促進について貢献度の高い10社を対象にセールス・アワードを開催した。VN副社長のファン・ゴック・ミン氏は「2006年9月までの日本路線の搭乗者数は往復で31万1461人と前年比22%増の伸び率で、マーケットシェアは66%に達している」と語り、参加した旅行会社に対して、これまでの協力に感謝の意を表した。ベトナムへの訪問者の動向は、「2005年は日本からの渡航者数が32万人を超え、前年比20%増。今年も9月までの渡航者数は28万8000人と、前年同月比20%超の高い伸び率を記録している」と好調。このほど来日したベトナムの首相グエン・タン・ズン氏の日本公式訪問で、日越両国の経済を中心とした開発協力について確認しており、ミン副社長も「両国間の文化交流、経済成長、投資開発に貢献したい」と今後も各路線への注力する考えを示した。
















 特に、VNでは日本路線は最重要路線としており、2007年度には新たなエアバスA330型機2機をリース導入、A321型機を6機購入し配備。また、2008年から2010年までにボーイングB787型機、A321型機をそれぞれ4機ずつ購入。これらにより、スケジュールの恒常性やサービス向上に注力していく考えだ。

 なお、表彰された旅行会社は次のとおり。JTB首都圏、JTBワールドバケーションズ、トラベルプラザインターナショナル、エイチ・アイ・エス、日本旅行、クラブツーリズム、エムエスツーリスト、APEXインターナショナル、ピースインツアー、エス・ティー・ワールド。


 ベトナム大使館はグエン・タン・ズン首相の来日を記念した懇親パーティを開催した。パーティには塩崎恭久内閣官房長官、尾身幸次財務大臣など閣僚のほか、日越両国の政治家をはじめ、経済関係者が参加。ズン首相は引き続き、日越両国の友好関係を訴えた。
 また、これに先立ち19日、安部晋三首相との会談で文化、教育、観光、スポーツ分野の交流による相互理解を促進することで合意。これに加え、青年交流の重要性についても一致している。