アエロメヒコ航空、搭乗率は78%目標、ビジネス重視も観光需要を喚起へ

  • 2006年10月19日
 アエロメヒコ航空(AM)バイス・プレジデント・セールス・アジアのジェフリー・スターン氏は、11月18日からの成田/メキシコ間に就航する週2便の直行便に関して、「日本がアジアで最初の就航地であり、ラテン系航空会社の日本乗り入れはアエロメヒコ航空が初めてである」ことを強調、「日本/メキシコ間のロードファクターは78%を目指している」と語り、就航にかける意気込みをアピールした。スターン氏は旅客の35%がビジネス目的、50%が観光目的、15%が南米などの乗り継ぎ需要と捉える。同路線は成田からメキシコのティファナを経由する。スターン氏はティファナ周辺に日系企業が多く進出していることから、ビジネス目的の旅客需要に期待を示した。

 AMエリア・マネージャー・イースタン・ジャパンの浅野圭子氏は、「メキシコの航空会社がアジアに乗り入れることが初めてのため、旅行会社の方々には航空座席の予約が複雑になるかもしれない。しかし、今後さらにフライト数を増やしていきたいという本社の考えもある。(フライト数が)増える前提でご理解頂きたい」と説明。就航まで1ヶ月を切り、完璧なオペレーションを実行していくことを訴えた。
 さらに、日本でのマーケティング活動として東京を中心に、メキシコのデスティネーション、およびAMの機内サービスやオペレーション上のメキシカンらしいサービスを打ち出す。スターン氏は、プロモーション活動はメキシコ大使館、メキシコ政府観光局と共同で50万米ドルを投資して、就航を機に大々的にプロモーションする考えだ。

 AMセールス・マネージャー・ジャパンの井森光男氏は、AM、および今回の就航に関して説明。AMが定時運航することで高い評価を受けていることをはじめ、メキシコシティからカンクン、リマ、メリダ、サンパウロ、およびティファナからラパス、グアダラハラへの乗り継ぎ利便の良さを紹介した。
 AMの成田/メキシコ間は、ボーイングB777-200ER型機を使用。座席数はビジネスクラス49席、エコノミークラス228席の合計277席。成田空港ではターミナル1を使用する。また、機内には1名の全便にインタープリターが乗る。

(写真中央:AMバイス・プレジデント・セールス・アジアのジェフリー・スターン氏、写真右:AMディレクター・オブ・セーフス・アジアのステファン・ウォン氏、写真左:AMディレクター・オブ・マーケティング・アジアのヴィクター・ウォン氏)