表彰制度を研究へ、現場のモチベーションを高める仕組みに−JATA

  • 2006年10月5日
 日本旅行業協会(JATA)は今後、JATAをはじめ旅行業に関連する各種表彰の実態を調査、旅行業界の現場にモチベーションを高めるものとするよう方向性を探る考え。先ごろ、韓国において、JATA会長の新町光示氏、近畿日本ツーリストの太田孝社長が表彰されたことで韓国の観光業界の表彰する場に接したことが契機。韓国の表彰では新町会長は大統領賞を受賞したが、これ以外に文化観光部長官賞、韓国環境協会会長賞などではオペレーター、ガイドが表彰されており、参加規模も大きいと言う。

 JATAでは今後、他国の観光関連の表彰の状況に加え、日本国内の各団体の表彰などを実態を調べ、国土交通省などに対して方向性を具申することもあるとしている。特にJATAは先ごろ、JATAツーリズム大賞を創設したほか、ツーリズム・オブ・ザ・イヤー、日本添乗サービス協会(TCSA)と協力するツアー・コンダクター・オブ・ザ・イヤーなどを開催しており、こうした海外旅行に限らず、国内を含んで連携することも視野に入れ、業界を盛り上げる。