FJ・フィジー政観、旅行会社約20社と協力しキャンペーン展開、約30%増の増販目指す

FJの旅客数は2006年1月から5月まではやや低調であったが、その後7月は前年比42%増、8月は8.5%増と既にマーケットが堅調さを取り戻しつつあり、キャンペーンによるさらなる需要拡大に期待が掛かる。
今回のキャンペーン展開は、フィジー政府、および現地の主要ホテル、旅行関連会社の計17団体で構成する「フィジー会」によって話し合われた結果の集大成ともいえるものだ。
まず、昨年5月にフィジー観光大臣のホン・ピタ・ナクヴァ氏をはじめとする観光ミッション団が来日し、低迷したマーケットの回復を目指しての意見交換の結果、旅行会社からは特に、「ピーク時に主要ホテルの予約がとれない」という意見が挙がった。ナンディ地区デナラウ島では05年12月に「ソフィテル・フィジー・リゾート&スパ」が開業し、06年4月には旧シェラトン・ロイヤル・デナラウ・リゾートを改装したウェスティン・デナラウ・アイランド・リゾート&スパのオープンなど、同エリアの客室数は現在1300ほどまで拡充し、今後もこの動きは止まらずフィジー・マリオット・リゾート&スパが07年にオープンするなど、客室数のさらなる充実が確実だ。旅行会社からも、ホテル予約の難しさは解消されたと意見が挙がっている。さらに、現地側は、外国人渡航者の中で現地での1人当たりの消費額は日本人が最も多いこともあり、改めて日本マーケットの重要性を認識したという。
キャンペーンは9月中旬から旅行コミュニティサイト「4トラベル」、旅行サイト「AB-Road」上でもフィジーのデスティネーション、およびキャンペーン告知を展開。JR渋谷駅構内の広告展開、メディアへの記事の露出、アクセス国際ネットワークとの協力によるブッキングキャンペーン、11月末に第2弾となるジャンボリーの開催など、告知活動を行う。
