主要50社、海外は2ヶ月連続で増加、海旅の4月-6月は37社が前年増

  • 2006年8月11日
 主要旅行業者50社の6月の総取扱額は前年比2.3%増の4848億2397万3000円、このうち海外旅行は8.7%増の2257億8573万4000円、国内旅行は2.7%減の2563億1641万4000円となった。外国人旅行は6.1%減の27億2182万5000円。パッケージツアーについては海外旅行の取扱額は8.2%増の596億983万6000円、取扱人数は4.6%増の32万8248人と堅調。海外旅行全体、募集型企画旅行ともに5月に続き2ヶ月連続の増加となり、昨年の反日デモの影響からの反動などもあり、増加基調に転換している。

 海外旅行の取扱額順では、ジェイティービーグループ13社が413億3753万8000円(10.7%増)、以下、阪急交通社の249億42万3000円(5.8%減)、エイチ・アイ・エスの210億2222万9000円(23.1%増)は先月との順位が変わらず、近畿日本ツーリストが185億219万7000円(16.2%増)で4位に順位をあげた。
 また、伸び率は南海国際旅行が57.2%増(5億9226万1000円)、次いで西鉄旅行が35.6%増(26億4482万円)、北海道旅客鉄道が30.5%増(1億4648万6000円)、ビッグホリデーが30.3%増(8億9088万5000円)、ユナイテッドツアーズが30.1%増(17億5969万8000円)で続いた。

 4月から6月までの3ヶ月間では、海外旅行の取扱額は7.5%増の6239億7421万4000円となり、海外旅行取扱がある47社中37社が前年増。募集型企画旅行のみに限ると、取扱額は7.6%増の1831億8820万3000円、取扱人数は3.8%増の101万9679人。数値上では、海外旅行が全面回復に向いつつあるようだ。


▽エクセルファイル
http://www.travelvision.jp/html/data_files/50agent2006_06.xls