近ツー、下期にKEのラスベガス便利用ツアーで全国から集客、キャンペーンも展開

  • 2006年8月3日
 近畿日本ツーリストはこの下期、大韓航空(KE)が9月22日から就航するソウル/ラスベガス線を利用するツアーの販売を全国的にキャンペーン展開する計画だ。2日のホリデイ発表の席上で、首都圏ホリデイ事業部の福岡隆之事業部長が明らかにしたもの。

 このキャンペーンは9月30日から、日本航空(JL)が成田/ラスベガス/ロサンゼルス/成田線の便を運休することに伴い、日本発ラスベガスの直行便が無くなる事に対応するもの。日本からラスベガスへは乗り継ぎ便の利用のみとなるが、近ツーでは仁川の乗継利便が高いこと、KEが日本各地に就航する路線と接続性が高いスケジュールであることを利点として、札幌、東京、大阪、名古屋を中心として、全国での集客を図る。

 また、近ツーでは現在、地方からの集客も重視した対応としてはトルコ・キャンペーンを展開。今後についても、例えばコンチネンタル航空(CO)が就航する地方都市からグアムを経由し、デンパサールへの仙台や新潟などを発地とするツアーについても「可能性は高い」としている。
 ただし、こうした乗り継ぎ便を利用するツアーでは安さを追求することがこれまでの定石。だが、旅客の利便性という観点から、「どこで乗継をすることで、飛行時間を含む移動が最も短いか」を重点として考えていくという。