ワンワールドは先ごろ設定した世界一周運賃、周回旅行運賃、サークル・パシフィック運賃の団体旅行での利用を促進している。団体旅行での適用は主にパッケージツアーでの利用を視野に入れたもの。ワンワールド日本地区営業部長の向井聰一氏は「これまでワンワールド・エクスプローラー運賃はビジネス需要での利用が多かったが、今回の団体旅行運賃により、レジャー需要での利用、さらにレジャーのFITにも利用客の幅が広がる」との期待も持つ。なお、エコノミークラス、ビジネスクラスとも団体は10名以上が対象、Yクラスは30名まで、Cクラスは15名までとなる。

　世界一周、周回旅行、サークル・パシフィックの3つのエクスプローラー運賃は、ワンワールド加盟航空会社8社、および系列航空会社12社を利用し、135ヶ国600都市超への旅程を組むことが出来る。また、来年には日本航空（JL）の加盟を控え、JLが設定する世界一周運賃「グローバル・エクスプローラー」をベースに、ワンワールド加盟航空会社を中心として世界各地を結ぶ旅行商品も発表されている。ワンワールドではJL以外にマレブ・ハンガリー航空、ロイヤルヨルダン航空の加盟も控えており、この3社の加盟で約100都市へネットワークが拡大する。こうした状況もあり、下期、および来年上期に向けた団体旅行運賃の利用を促す。