楽天トラベル山田社長、ダイナミックパッケージは他社とオペレーションで差

こうした状況を踏まえ、ホテル等の仕入れについてはオペレーターを経由しているところ、可能な限り直接仕入れを増やしていく戦略を採る。特に中国では既に2000軒、韓国では1000軒と直接契約していることを明らかにし、現地法人を設立しているメリットを強調。今後の重点地域としてはやはり、欧米、および東南アジアであるが、これについては時間をかけて進めつつ、引き続きオペレーターとの関係も維持したい考えだ。
また、今年にも本格展開されるダイナミックパッケージの強敵と目されるエクスペディアとの違いについて、「楽天トラベルは『楽天』ブランドでまとまっている」とし、これまで旅の窓口の買収から現在に至るまで、ブランドの変更に加え、オペレーションにも力を入れていることを強調。「ユーザーに評価していただき、それを公開している」例などもあげ、「ブランド戦略とオペレーションが差になるのでは」との見解も示した。