ミシュラン、VJCの一環でフランス語の日本旅行ガイドを発行

  • 2006年7月25日
 ミシュランは、日本を訪れる外国人旅行客に向けたフランス語での実用旅行ガイド「Michelin Voyager Pratique Japon(ミシュラン・ボワイヤジェ・プラティック・ジャポン)」を2007年4月に新発行する。
 
 ガイドブックには、豊かな自然や文化といった日本の魅力を掲載する予定。ミシュランが日本を取り上げたガイドブックを制作するのはこれが初めてだ。「Michelin Voyager Pratique」シリーズは、ミシュランが発行する信頼性と実用性を意識したFIT旅行者向けのガイドブック。現在までにアメリカのニューヨーク(写真)や南アフリカ、エーゲ海など、フランス人に人気のある旅行地を取り上げた25タイトルを刊行している。2005年3月の創刊時に、同時で出された11タイトルは1年足らずで15万部を売上げ、フランスでの実用旅行ガイドの分野で2位のシェアを獲得している。

 今回の「Michelin Voyager Pratique Japon」は、「ビジット・ジャパン・キャンペーン(JVC)」の一環として、国土交通省及び独立行政法人国際観光振興機構(JNTO)と財団法人国際観光サービスセンター(ITCJ)と連携して制作する。
 JNTO理事長の中村稔氏は、「今後も世界各国で有力な旅行ガイドブックに対する支援を必要に応じて検討していく」と語る。また、ミシュラン地図ガイド部門の責任者デビット・ブラビス氏は「日出ずる国、日本はフランス人にとって憧れと神秘の国。今回のガイドを通じて先進と伝統が共存する日本の魅力を伝え、次のバカンスの旅行先として提案にしていく」と話す。日本ミシュランタイヤ代表取締役社長フランソワ・ビュッソン氏は、「この度の日本を舞台としたガイドブックの刊行は、ミシュランが日本に対して大きな関心と敬意を抱いている証拠。「ビジット・ジャパン・キャンペーン」の一環として、ミシュランのガイドブック編纂のノウハウを生かして日本の観光振興に貢献していけることを大変光栄に思う」と語っている。