キャセイパシフィック航空、16年ぶり上海への旅客便再開へ期待、関係当局の協定拡大で

  • 2006年7月10日
 キャセイパシフィック航空(CX)が上海への旅客便運航を再開する可能性が強まった。これは中国と香港特別行政区の関係当局が航空協定の拡大に合意したことによるもの。CXは以前から、今年の第4四半期を目処に上海運航の再開、香港/北京線の増便、香港/中国本土ルートの貨物便増便の暫定許可を香港特別行政区政府に要請していた。

 香港/上海ルートは香港/中国本土ルート全体のうち、旅客輸送の35%、貨物輸送の68%を占めており、CXにとしても重要なマーケットと認識。また、北京と上海の2都市の輸送量の割合は、旅客輸送で60%、貨物輸送で85%となり、CXの北京線増便と上海線就航が実現すれば、アジア太平洋地域の航空輸送拠点である香港の強化にも繋がるとしている。