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JLグ、5月の国際線旅客数は4.2%減、中国・韓国は旅客数改善

  • 2006年7月5日
 JALグループの5月の国際線旅客数は前年比4.2%減、105万1384人となった。利用率は67.9%と、4月から0.9%ポイント減少した。路線別では反日デモの反動を受け、韓国線で10.5%増の12万8013人、利用率は3.7%ポイント増の63.4%、中国線で33.6%増の14万4300人、13.7%ポイント増の54.1%と良い。両路線とも、供給座席数の目安となる座席キロ(ASK)は韓国線が6.1%増、中国線が0.1%増とほぼ前年並みであることから、旅客増加が直接、改善に結びついた。
 その他の路線については、旅客数についてはサイパン線を含むグアムを除き、前年の90%台とやや厳しい。供給量についてはヨーロッパ線でASKが20.5%減と絞った事で、利用率は76.7%と前年から15.4%ポイント増と大きく改善。太平洋線でも4.4%減と絞ったが、旅客数が7.7%減の26万5918人と減少幅が上回り、利用率は前年から1.1%ポイント減とやや悪化した。


▽JALグループ 方面別旅客数動向
<方面 旅客数(増減)/ASK増減/利用率(増減)>
太平洋線    26万5918人(7.7減)/4.4%減/76.1%(1.1%減)
欧州線     11万6665人(0.8%減)/20.5%減/76.7%(15.4%増)
東南アジア線  30万7400人(8.0%減)/15.5%減/56.8%(5.7%増)
オセアニア線  5万555人(0.3%減)/7.5%減/57.9%(3.3%増)
グアム線    3万8533人(53.7%減)/48.1%減/61.9%(6.0%減)
韓国線    12万8013人(10.5%増)/6.1%増/63.4%(3.7%増)
中国線    14万4300人(33.6%増)/0.1%増/54.1%(13.7%増)
合計    105万1384人(4.2%減)/11.9%減/67.9%(5.3%増)