NZ新支社長マイヤーズ氏、日本マーケット拡大に意欲

  • 2006年6月29日
 ニュージーランド航空(NZ)日本・韓国地区支社長に就任したクリス・マイヤー氏は28日、東京で開かれた旅行業界関係者向けの支社長就任披露パーティーにおいて「日本人訪問者数が減少傾向にあるが、日本市場の拡大に貢献したい」という強い抱負を語った。NZは成田/オークランド線を運航する全使用機材にボーイングB777-200ER型機を投入しており、7月30日から関西/オークランド線の機材にも同じくB777-200ER型機を導入。これにより、日本/ニュージーランド間の供給座席数は約30%増となり、ビジネスクラスとエコノミークラスの中間的な「パシフィック・プレミアムクラス」も導入する。こうした一連の日本市場での各種サービスの拡充についても、日本市場が重要であること、今後の市場動向をにらんだ対応であるとの考えで、今後に期待感を示した。また、「ニュージーランドは決して大きなマーケットとはいえないが、その中でニュージーランド航空は旅行者に最も良いサービスを提供していきたい」と述べ、旅行業界関係者に向けてこれまで通りの良好な関係の継続を求めた。

 また、駐日ニュージーランド大使のジョン・A・マッカーサー氏が挨拶に立ち、「他の航空会社同様に価格競争、燃油高騰による影響をニュージーランド航空も受けているが、広い年齢層を獲得していくと共に、リピーターの多いデスティネーションであることを確信している」と語り、ニュージーランドのスローライフ、エコロジーなどの魅力をあげて「将来を見据えた旅行先である」ことを強調。NZが日本とニュージーランドの2国間関係を一層強化するための橋渡し役として活躍することに、強い期待を寄せた。