ヘルスツーリズム研究所など、脳のトレーニングとなるプログラム開発、特許申請

  • 2006年4月21日
 JTBヘルスツーリズム研究所は、長野県の茅野商工会議所、学校法人東京理科大学でコンソーシアムを結成、5月中旬から「脳トレ旅行」システムを販売する。「脳トレ旅行」は、諏訪東京理科大学教授の篠原菊紀氏が提唱する「運動や自然体験活動、創造的な遊び、脳に配慮した食事が前頭葉機能に好影響を与えるという科学的実証データに基づき、旅行体験が脳トレーニングに相当する」との考え方をプログラム化した旅行のこと。

 旅行体験前に認知機能診断、脳年齢推計など認知機能を計測、前頭葉機能に好影響を与えると考えられるプログラムを体験。体験後、または旅行後に旅行中の脳トレーニング手法を継続し、ウェブなどで再び認知機能計測を実施する。この一連の行為で、一過性の旅行では実現できなかった「脳」に特化した体験型の健康増進・管理が、旅行を契機として可能となる。

 このコンソーシアムは、前頭葉機能だけでなく、情動等の感性計測を含めた生理学的側面による「旅行計画提案システム」の構築を図り、個人の前頭葉、感性状態に応じた旅行プログラムの提案を目指しモデルを深化。既に「旅行計画提案システムとそれを実現するコンピュータプログラム(特許願2006-113993)」を特許を出願済みだ。

 また、脳トレ旅行システムの体験コーナーを4月29日から5月7日のゴールデンウィーク期間に長野県の茅野駅、横谷漢方センター、車山、蓼科・八ヶ岳国際自然学校に設置。参加費は500円で手軽に体験ができる。