HIS、第1四半期営業利益は115%増、2月の取扱額も前年増

  • 2006年3月27日
 エイチ・アイ・エスの平成18年10月期第1四半期決算(17年11月1日〜18年1月31日)は売上高が前年比12.1%増の705億9800万円、営業利益114.9%増の12億4300万円、経常利益40.8%増の14億5400万円、四半期純利益は58.2%減の7億9000万円であった。
 第1四半期についてはバリ島のテロ事件、中国・韓国方面の需要が伸び悩む中、HISとして販促を展開した3人目ツアー代金半額、子供料金を最大で半額とする施策をはじめ、パンフレットの改定のほか、デラックスホテルやビジネスクラス・プランなどの商品拡充などを実施し、取扱人員では前年同期比5%増となり、売上高は人員伸び率を上回る増加率を記録し、結果的に本業の進捗具合を示す営業利益で大きく増加を導いている。なお、純利益については、前期は固定資産売却益として14億7400万円を計上しているため、今期は減額となっている。

 なお、HISの2月の総取扱額は13.3%増の209億4200万円となり、18年10月期決算期で4ヶ月連続の前年増を記録。このうち海外旅行は14.4%増の200億1200万円、国内旅行は5.6%減の9億3000万円であった。