JTB調査、春の旅行動向は国内遠距離、海外中近距離に人気

  • 2006年3月1日
 ジェイティービーは3月1日から4月10日の出発日を基準とするウェブ・アンケート、および販売動向を踏まえた「2006年春の旅行傾向」をまとめた。ウェブでの回答では、2月初旬の時点で、今春に旅行を計画する人が半数超となり、海外旅行は6.4%、国内宿泊旅行は38.6%、日帰りの国内旅行は22.4%という内訳であった。
 このうち、国内旅行は長期の休みが取りにくいため、従来から夏の時期と比較し、近距離の比率が高い。ただ、今年の特徴として北海道、沖縄、九州など遠距離方面のツアーが人気という。中でも、航空機を利用する遠距離の旅行、かつ比較的高額な商品の動きが良いという。
 また、海外旅行はのけん引役はOLや学生層。方面別では、女性層に人気のあるハワイ、グアム、サイパン、韓国と中国を除くアジア方面など中近距離。また、アメリカは西海岸を中心に昨年からの好調を維持している。学生層の卒業旅行も内定率の上昇が寄与し、卒業旅行の販売は欧米等の遠距離方面を中心として好調としている。