主要50社の11月の総取扱額は前年比3.4％増の4864億8651万8000円、このうち海外旅行は3.1％増の1971億6431億2000円、国内旅行は3.5％増の2863億6770万7000円。海外旅行は9月が前年増、10月が前年割れ、11月には再び前年増と増減を繰り返す一進一退の状況だ。なお、外国人旅行は19.1％増の29億5449万9000円と12ヶ月連続で前年増と、ビザ施策などを理由とした訪日外客増の追い風を受け、引き続き順調な推移だ。


▽主要50社、11月の取扱額（PDF版）
http://www.travelvision.jp/html/data_files/50agent_0511.pdf
▽主要50社、11月の取扱額（エクセル版）
http://www.travelvision.jp/html/data_files/50agent_0511.xls


　海外旅行で取扱額ベースで前年を上回るのは取扱実績のある47社中28社。月別でも7月の16社、8月16社、9月21社、10月20社から全体的に上向き感が出てきた感がある。また、海外旅行の企画商品では取扱額は0.9％増の551億803万5000円、取扱人員では2.0％減の37万9157人となり、客単価が14万5343円となり、前年同月の14万1248円から4000円を超える上昇がみられる。

　海外旅行の伸び率順では三交旅行の31.5％増が最も大きく、ついでトラベルプラザインターナショナルの28.4％増、京阪交通社の23.7％増、エイチ・アイ・エスの18.0％増、日新航空サービスの17.6％増と続く。HIS、日新は2ヶ月連続で高い伸びを示しているほか、アールアンドシーツアーズも16.4％増と比較的堅調な取扱の伸びを示している。
　取扱額順はジェイティービーの340億7088万6000円を筆頭に、阪急交通社の209億4556万9000円、HISの173億6095万3000円、ジェイティービーワールドバケーションズの156億5966万1000円、近畿日本ツーリストの146億3573万2000円。