近ツー、就職活動支援で旅行業実務の体験ツアー・セミナー開催

  • 2005年11月15日
 近畿日本ツーリスト東京第1教育旅行支店は「就職活動支援プログラム」と題した、旅行業実務を体験するツアーとセミナーを開催する。対象は旅行業界、ホテル、旅館業界に就職を希望する大学生、旅行業への転職希望者など。就職希望調査では旅行業界の人気が高く、近ツーは毎年2万人の学生が就職試験のエントリー登録を受け付けている。この就職活動支援プログラムの開催で、参加者は業界の「生の現場」を肌で感じ取ることができるほか、将来の職業選択の判断基準となることを近ツーでは目指している。

 今回のツアーでは、昨年、好評を集めた「上海コース3日間」に加え、新設の「ヨーロッパコース5日間」、ホテル業の体験プログラムを組み込んだ「沖縄コース3日間」、旅館業を体験できる「石和コース2日間」の合計5コースを設定した。例えば、上海コースではセンディング実習と空港見学、添乗実習をはじめ、添乗員やホテルスタッフから直接話しを聞く場を設ける。また、近ツーの海外支店を訪問するプログラムも用意。発地は成田、中部、関西の3ヶ所で、12月18日出発、来年2月12日出発の2出発日を設定。料金は8万8000円。


 また、旅行業セミナーを12月17日、東京で開催する。今年は文化放送キャリアパートナーズと共同企画で、募集人員は700名。セミナーは、近ツーで20年以上のセールス経験を持ち、添乗経験200回以上のベテラン社員が業界の最新事情や旅行会社の仕事について解説する。そのほか、自己分析のためのコンピテンシー診断や若手社員による就職体験談などのパネルディスカッションも予定している。