EK、就航から20周年で総旅客数は8000万人超、今後も路線は拡大

  • 2005年11月7日
 エミレーツ航空(EK)はこのほど、就航20周年を迎えた。1985年10月25日にカラチ、ムンバイ、デリーの3路線へ就航し、近年は年平均20%増の成長を遂げる航空会社となった。20年間の総旅客数は8000万人以上、貨物量は460万トン以上に達し、エミレーツ・グループ全体はUAE経済に約250億米ドルの貢献を果たした。
 昨年、EKは1250万人の旅客、83万8000トンの貨物を輸送。収益性の高さでは世界第2位、定期フライト数では1日約200便を運航している。現在の従業員数は1万5800名、大型ジェット機を81機有し、54ヶ国77都市に乗入れる。昨年の初頭から来年前半にかけてEKは、新たに12都市へ就航、30都市への増便を予定しており、近々、ハンブルグ、北京へ乗入れる。また、2012年までには、航空機約150機を保有し、年間3300万人の旅客へ向けサービスを提供する計画だ。さらに、急増する保有機に対応するため、総額3億5300万米ドルを投じてエンジニアリングセンター、および新エンジン検査施設を建設。世界最大級規模となる新エンジン検査施設は、来年の完成を予定している。