飲食店サポート事業のモック、シナジー見込み、日本交通観光を子会社化

  • 2005年10月4日
 飲食店サポート事業を展開するモック(東証マザーズ上場)は4日、同社の取締役会において日本交通観光の株式取得、子会社化を決議したことを発表した。取得価格は1億5000万円。モックは企業の宴会など団体顧客に飲食店を紹介する事業を展開しており、顧客に対するサービスの拡充が今回の子会社化の狙い。モックでは日本交通観光の第1種旅行業としての事業展開、航空会社などとの関係を評価。これにより、モックが展開する飲食店サービス事業のコールセンター機能、顧客共有化を推進することで、グループとしての事業収益の拡大を見込む。なお、モックでは業績への影響は未定としており、今後の経営計画の中で検討する。
 なお、日本交通観光は募集型企画旅行のブランド名は海外、国内共に「トライツアー」として販売。海外はアメリカ、ハワイ、グアム、オーストラリア、韓国、中国、香港、タイ、シンガポール、台湾などを手掛けている。企業の団体旅行の減少、IT化の進展により業績が低迷していた。最近の決算は2004年5月期売上高が9億5500万円、営業利益ゼロ、2005年5月期売上高38億1800万円、営業利益700万円、純利益100万円。