AC持ち株会社のACE、USとHPの合併新会社に7500万米ドルの投資を完了

  • 2005年10月4日
 エア・カナダ(AC)の持株親会社であるACEアビエーション・ホールディングスはこのほど、米国第5位の規模となるUSエアウェイズ(US)とアメリカウエスト(HP)の合併新会社に総額7500万米ドル(約86億円)の投資を完了した。ACE会長、社長兼CEOのロバート・ミルトン氏が新会社USエアウェイズ・グループの役員を務め、提携関係を強化する。
 ACEの投資額は新USグループ全体の払込資本の約7%相当。両社の関係では、整備部門のエア・カナダ・テクニカル・サービス(ACTS)社が、USの機体整備、修理およびオーバーホール業務を受注することで合意している。さらに、ボーイング737型機を筆頭に、B757型機、B767型機とエアバス319型機、A320型機、A321型機で構成するUSの全使用機材361機のMRO委託契約に関しても交渉を継続中だという。そのほか、地上業務、コードシェア、施設契約締結などでコスト削減が可能としている。